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院長小島 好博

プロフィール

2010年に藤田保健衛生大学病院での臨床研修からキャリアをスタートし、同大学病院の歯科口腔外科で研究と臨床経験を積む。その後、社会医療法人明陽会 成田記念病院の歯科口腔外科で常勤医、そして医長として地域医療の中核を担う。大学病院での客員助教も務め、臨床・研究・教育の場で知見を深める。2018年、これまでの経験を集大成すべく「こじまデンタルクリニック」を開業。

「誰も診ないなら、僕が診る」
——大学病院と地域の“隙間”を埋める、前例なき挑戦の始まり行き場のない患者さんを救いたい。

大学病院の口腔外科に勤務していた頃、日々多くの患者さんと向き合う中で、ある種の“歪み”を感じていました。本来、大学病院は高度な治療を必要とする重症患者さんに注力すべき場所です。しかし、実際には「少し持病がある」というだけで地域の開業医から紹介されてくる軽症の患者さんも少なくありませんでした。一方で、がん治療の副作用で口内炎ができても、専門外だからと治療を断られてしまう患者さん。要介護度が上がった途端、かかりつけ医から通院を断られ、歯科治療の拠り所をなくしてしまう高齢者の方々。

「本当に助けを必要としている人が、適切な医療を受けられていない」。この現実を目の当たりにし、強く問題意識を抱きました。大学病院(高次医療機関)と、街の歯科クリニック(かかりつけ医)。この両者の間には、ぽっかりと大きな穴が空いている。その“隙間”に落ちてしまい、誰にも助けてもらえずに困っている患者さんたちのための受け皿が必要だと痛感したのです。

“1.5次医療機関”という、新たな選択肢

私たちが目指すのは、その隙間を埋める「1.5次医療機関」という、新しい立ち位置のクリニックです。かかりつけ医では対応が難しい外科症例や全身疾患を持つ方の治療を引き受け、大学病院に紹介するほどではない症例を責任を持って治療する。治療後は再びかかりつけ医の元へお戻しする。いわば、地域医療のハブのような存在です。

この領域は、ハードルは高いですが、ビジネスの観点で見れば確かにブルーオーシャンかもしれません。しかし、それ以上に「誰かがやらなければならない医療だ」という使命感に突き動かされています。“こじまデンタルクリニックがなかったら、私はどうなっていただろう”。そう思ってくださる患者さんとの出会いが、私たちの原動力です。

「できない」から始まる成長。スキルを“本物”にする場所で直面した「人の壁」と、それを乗り越える仕組み

開業当初、最も大きな壁として立ちはだかったのは、採用や教育といった「人」に関する課題でした。私たちのクリニックが扱う症例は、一般的な歯科医院とは異なります。そのため、経験者であっても、これまでのやり方や物差しが通用しない場面が多々あります。思うようにスタッフが活躍できず、組織として前に進めない時期も経験しました。

この課題を乗り越えるため、私たちは徹底した業務改善に着手しました。電子カルテや自動精算機を導入し、DX化を推進。いわゆる「雑務」を極力なくし、スタッフが人にしかできない本質的な業務に集中できる環境を整えました。その結果生まれた時間的・精神的な余白を、スキルアップのための学びに投資できるようになったのです。こうした取り組みは、高い水準の給与体系にも繋がり、成長したいと願うスタッフを力強く後押しできる好循環を生み出しています。

“知っている”と“診られる”は違う

私たちの強みは、外科症例(インプラント・腫瘍など)、摂食嚥下の診断・訓練、そして訪問診療といった専門性の高い領域をワンストップで提供できることです。これらの分野は、高齢化が進む社会でますます需要が高まっていますが、多くの歯科医院では知識や経験の不足から対応しきれていないのが現状です。

私たちは、「切って縫って終わり」の治療はしません。治療後の患者さんの生活まで見据え、責任を持つ。そのためには、教科書的な知識だけでは不十分です。「知っている」と「実際に診られる」の間には、大きな隔たりがあります。日々、初めて向き合うような症例にチームで向き合い、一つひとつの経験を血肉に変えていく。その積み重ねこそが、私たちの医療の根幹を成しています。

仕事は「Duty」と「Mission」。作業をなくし、本来の役割に集中する。

私は、仕事を「Duty(作業)」と「Mission(役割)」の2つに分けて考えています。「Duty」とは、マニュアルに沿って行えば誰がやっても同じ結果になる、いわば最低限の仕事です。一方で、「Mission」は、経験と知識がなければ決して遂行できない、仕事の本質。私たちの仕事におけるMissionは、言うまでもなく「患者さんの健康をサポートすること」です。

だからこそ、クリニックの運営では、徹底的に「Duty」を簡略化・効率化し、「Mission」に集中できる時間を生み出すことを何よりも大切にしています。スタッフにはマニュアル化された作業をこなす歯車ではなく、自らの頭で考え、患者さん一人ひとりに向き合う専門家であってほしい。そのための環境づくりが、院長である私の最も重要な役割だと考えています。

「できます」より、「学びたいです」と言えるあなたへ私たちが求めるのは、経験よりも「素直さ」

私たちが一緒に働きたいのは、完璧なスキルを持つ人ではありません。「自分はできる」と思っている方ほど、当院の特殊な環境との間で認識のズレが生じやすいのです。むしろ、「できません。でも、学びたいです」と正直に言える人。「わからないこと」を隠さずに質問し、チームに相談できる誠実さを持った人。そんな方であれば、経験が浅くても、ブランクがあっても、必ずここで成長し、かけがえのない戦力になることができます。

やったことがないから、できなくて当たり前。大切なのは、その事実から目をそらさず、素直に学ぶ姿勢です。ここでは、あなたの「まだできない」が、成長の最高の伸びしろになります。

どこでも通用する、“本物のスキル”を

当院で経験を積めば、どこへ行っても通用する本物のスキルが身につくことをお約束します。なぜなら、多くのクリニックが避けてきた難しい症例に、日々向き合う環境だからです。全身疾患への配慮、多職種との連携、教科書にはない臨床判断。その一つひとつが、あなたの市場価値を高める貴重な財産となるはずです。

この医療を、10年後も、その先も。永続できる組織へ

私たちのビジョンは、このクリニックを永続させることです。私がいなくなっても、今提供している医療が途切れることなく、地域にあり続ける。そのためには、次の世代を担う後進を育成し、強い組織を創り上げなければなりません。

幸い、私たちの理念に共感し、応援してくださる患者さんやご家族がいらっしゃいます。他のクリニックでは診てもらえずに困っている方々がいる限り、私たちの役割がなくなることはありません。

この想いを共に実現してくれる、新しい仲間との出会いを心から楽しみにしています。あなたの勇気ある一歩が、誰かの未来を、そして地域医療の未来を支える力になると信じています。

  • こじまデンタルクリニックの様子
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患者さんの健康な人生を支える
「チーム医療」に、
あなたの誠実さと向上心を
活かしませんか。

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