プロフィール
2021年3月入職(パート)。保育園・幼稚園での勤務を経て結婚を機に退職し、その後は託児と歯科受付を兼ねる仕事で歯科に関わり始める。以降、複数の歯科医院で歯科助手として経験を重ね、現在はこじまデンタルクリニックで受付・助手を担当しながら、歯科衛生士学校に通学中。年齢は52歳。

引っ越しを機に前職を退き、新たな職場を探していたときに出会ったのが、こじまデンタルクリニックでした。いくつかの求人を見比べる中で、ここは仕事内容に一番興味が持て、何より「学べることがある場所だ」と感じられたことが決め手になりました。見学から始まった採用プロセスでは、院内の空気や人の動きが素直に伝わってきて、ここなら自分の力を伸ばしていけるという実感を得られました。医療の現場は感染対策が徹底されているという安心感も、当時の状況を踏まえると大きかったです。
“最後のチャンス”をくれた、院長のひと言
入職後、院長が「院内から歯科衛生士を育てていく」という考えを示され、私にも声をかけてくださいました。年齢のことを考えると迷いもありましたが、「仕事じゃなくて、勉強しに来ればいいんだよ」という言葉に背中を押され、通学を決意しました。わからないことがあれば素直に聞けばよいという前提が共有されている職場なので、学び続けることに前向きでいられます。「できない」と認めることを起点に一歩ずつ積み上げていけばいい、そう思える環境に救われています。
大学病院と街の歯科の“隙間”で鍛えられる日常
こじまデンタルクリニックは、一般の歯科では対応が難しく、かといって大学病院に行くほどではない患者さんの受け皿になる——いわばその“隙間”を埋める存在だと感じています。全身的な配慮が必要な方や外科的な処置を要する場面もあり、アシスタントとして側にいるだけでも学ぶことが多くあります。感情に寄りすぎない距離感で事実を整理し、必要な判断と手当てを淡々と積み重ねていく姿勢は、患者さんにとってもスタッフにとっても心強いものだと実感しています。
「できません」と言えることが、成長のはじまり
この職場では、できないことを「できない」と言えることが何より大切です。無理に背伸びをしてチームや患者さんに迷惑をかけるより、率直に助けを求める方が前に進めます。院長や先輩方に相談しやすい土台があるからこそ、日々の経験が知識として定着しやすく、次の場面での自信に変わっていきます。アットホームさを第一に求める方には向かないかもしれませんが、仕事として真剣に向き合い、学びを積み重ねたい方には最適な環境だと感じています。
保育での経験を、訪問歯科へつなげる未来
将来的には訪問歯科にも関わっていきたいと考えています。保育園・幼稚園で培った、相手の状況をくみ取りながら臨機応変に動く力や、同時に多くのことを進行させるマルチタスクの感覚は、在宅での口腔ケアの現場でも活かせるはずです。これからの社会で求められる領域で、自分の経験をかたちにできるよう、素直に学びを積み重ねていきたいと思います。
応募を考えている方へ
完璧である必要はありません。大切なのは「学びたい」という気持ちと、それを言葉にできる素直さです。ここには、できないことをできるようにしていくための機会と仲間が揃っています。私自身も、保育の現場から歯科へ、そしていま衛生士を目指して歩みを進めています。一緒に成長していける方と、ここでお会いできることを楽しみにしています。